1:ヨハネの黙示録/ 06章 01節 また、わたしが見ていると、小羊が七つの封印の一つを開いた。すると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「出て来い」と言うのを、わたしは聞いた。
2:ヨハネの黙示録/ 06章 02節 そして見ていると、見よ、白い馬が現れ、乗っている者は、弓を持っていた。彼は冠を与えられ、勝利の上に更に勝利を得ようと出て行った。
白い馬…これは反キリストの登場を表しています。彼は勝利の上に勝利を得るため…キリストのふりをしてこの世の王にまでなりあがります。彼はユダヤ人から出るといわれていて、彼が現れたしるしはイスラエルとの条約、神殿の再建といわれていますが、ほとんどの人が彼に騙されてしまうのです。
3:ヨハネの黙示録/ 06章 03節 小羊が第二の封印を開いたとき、第二の生き物が「出て来い」と言うのを、わたしは聞いた。
4:ヨハネの黙示録/ 06章 04節 すると、火のように赤い別の馬が現れた。その馬に乗っている者には、地上から平和を奪い取って、殺し合いをさせる力が与えられた。また、この者には大きな剣が与えられた。
赤い馬…これは血や争い表します。テロ、クーデター、戦争、紛争…この世は血と争いに満ち溢れます。
5:ヨハネの黙示録/ 06章 05節 小羊が第三の封印を開いたとき、第三の生き物が「出て来い」と言うのを、わたしは聞いた。そして見ていると、見よ、黒い馬が現れ、乗っている者は、手に秤を持っていた。
6:ヨハネの黙示録/ 06章 06節 わたしは、四つの生き物の間から出る声のようなものが、こう言うのを聞いた。「小麦は一コイニクスで一デナリオン。大麦は三コイニクスで一デナリオン。オリーブ油とぶどう酒とを損なうな。」
黒い馬…これは経済の大混乱です。小麦一コイニクスで一デナリオンとは、1リットルの小麦を買うのに1日働いてもらえる分が必要になるということです。
7:ヨハネの黙示録/ 06章 07節 小羊が第四の封印を開いたとき、「出て来い」と言う第四の生き物の声を、わたしは聞いた。
8:ヨハネの黙示録/ 06章 08節 そして見ていると、見よ、青白い馬が現れ、乗っている者の名は「死」といい、これに陰府が従っていた。彼らには、地上の四分の一を支配し、剣と飢饉と死をもって、更に地上の野獣で人を滅ぼす権威が与えられた。
青白い馬…これはそのままです。この世は「死」に満ち溢れ、人口の4分の1が死にます。
9:ヨハネの黙示録/ 06章 09節 小羊が第五の封印を開いたとき、神の言葉と自分たちがたてた証しのために殺された人々の魂を、わたしは祭壇の下に見た。
10:ヨハネの黙示録/ 06章 10節 彼らは大声でこう叫んだ。「真実で聖なる主よ、いつまで裁きを行わず、地に住む者にわたしたちの血の復讐をなさらないのですか。」
11:ヨハネの黙示録/ 06章 11節 すると、その一人一人に、白い衣が与えられ、また、自分たちと同じように殺されようとしている兄弟であり、仲間の僕である者たちの数が満ちるまで、なお、しばらく静かに待つようにと告げられた。
12:ヨハネの黙示録/ 06章 12節 また、見ていると、小羊が第六の封印を開いた。そのとき、大地震が起きて、太陽は毛の粗い布地のように暗くなり、月は全体が血のようになって、
13:ヨハネの黙示録/ 06章 13節 天の星は地上に落ちた。まるで、いちじくの青い実が、大風に揺さぶられて振り落とされるようだった。
14:ヨハネの黙示録/ 06章 14節 天は巻物が巻き取られるように消え去り、山も島も、みなその場所から移された。
15:ヨハネの黙示録/ 06章 15節 地上の王、高官、千人隊長、富める者、力ある者、また、奴隷も自由な身分の者もことごとく、洞穴や山の岩間に隠れ、
16:ヨハネの黙示録/ 06章 16節 山と岩に向かって、「わたしたちの上に覆いかぶさって、玉座に座っておられる方の顔と小羊の怒りから、わたしたちをかくまってくれ」と言った。
第六の封印。ここから、自然界も人間を襲い始めます。地震、日食、隕石…
17:ヨハネの黙示録/ 06章 17節
「神と小羊の怒りの大いなる日が来たからである。だれがそれに耐えられるであろうか。」