このページは「化学基礎」前①,②ページの周期表を見るとわかりやすいです。
周期表の左側の元素(金属元素)(*価電子が1~3個)は電子が貴ガス元素より少し多いので価電子を失って安定した形である貴ガス(価電子が8個)の電子配置になろうとします。よって陽イオンになりやすいです。
3~13族の元素(遷移元素)は族の数が多いので金属原子でなさそうに思えますが遷移元素は原子番号の増加に従って新たに電子が充てんされるのが最外殻ではなく内殻になり、価電子は1~2個でほとんど変わらないので金属原子とされます。よって遷移元素は族ではなく電子番号の隣り合ったもの同士で性質の類似性が見られます。もちろん典型元素は族ごとで価電子の数が同じなので族で性質の類似性が見られます。
例:Mg(12+)→ Mg²⁺(電子数10でネオンと同じ電子配置)
*価電子・・・最も外側の電子殻にある電子(最外殻)にある電子
周期表の貴ガスを除く右側(非金属元素)(価電子が6~7個)の元素は電子が貴ガス元素より少し少ないので電子を受け入れて安定した形である貴ガス(価電子が8個)の電子配置になろうとします。よって陰イオンになりやすいです。
例:(17+) → Cl⁻(電子数18でアルゴンと同じ電子配置)
ちなみに金属元素と非金属元素の見分け方は素人には無理なので、アルミニウムの右側を境に階段状に分かれていると覚えておくといいです。
また、上記から単体のイオンはイオン式を覚える必要はありません。周期表を描いて、あと何個電子が必要か、いらないかを考えたらかけます。
水素イオンは周期表の左側にあって、上記通り価電子を失って陽イオンになるのですが・・・
そうなると電子数が0になって貴ガスイオンの電子配置でないどころかどの電子配置でもないんですよね・・・
あと周期表ではなぜか水素イオンが例外として非金属元素(陰イオンになりやすい)になっていますが水素イオンはは普通に陽イオンですよね・・・
これはただ水素の性質が金属と異なるからみたいです。紛らわしいですね。
よって電子の問題解くときに水素が例外とか考えない方がいいです。余計に間違えます。
イオン半径(教科書には1,2,16,17族しか載っていないのでテストもそこしか出ません)
;何故か画像がアップロードできませんでした。
最近前置きが長くなりすぎ