基礎データ
ずかん No.472
英語名 Gliscor
ぶんるい キバさそりポケモン
タイプ じめん / ひこう
たかさ 2.0m
おもさ 42.5kg
とくせい かいりきバサミ/すながくれ/ポイズンヒール(隠れ特性)
進化
グラグライオン
グライガー → グライオン(するどいキバをもたせて夜にレベルアップ)
概要
第二世代より登場した、コウモリとサソリを足したようなグライガーの進化形。
全身が柔らかそうなピンク色から、硬そうな紫色の外骨格に包まれたものへと変化し、「キバさそりポケモン」という分類どおり牙も大きくなった。また、白目と黒目が共に黄色へと変わっている。
体躯や翼も倍近くに成長しているが、なぜか重さは進化前より20kg以上も軽量化している。より軽くなって滑空能力を上げたということだろうか?
事実その飛行能力はグライガーより格段に向上しており、わずかな風の流れに乗るだけで、一度も羽ばたかずに地球を一周する事も可能。
ただし滑空という性質上、風の流れに逆らって移動することは出来ず、地表での行動は苦手。
長い尻尾も発達しており、獲物を捕らえる際は尻尾を使って木の枝にぶら下がり、隙を見て上空から羽音さえ立てずに襲撃する。そして尻尾で獲物を捉え、大きく鋭い牙で急所を一突きしてとどめを刺す。
名前の由来はグライダー(英語:glide)とスコーピオン(サソリを英語でscorpion)だと思われる。
するどいキバを持たせて進化するということもあり、その姿はさながら、ドラキュラ伯爵などといった吸血鬼を思わせるが、ロシア方面では翼にカニのような爪を持ったウプイリという吸血鬼がいるためにこれも元ネタと思われる(グライオンはとび"さそり"だが)。
ちなみに現実の自然界に空を飛ぶサソリは存在しないが、サソリに似た尾をもつヤマトシリアゲという飛翔昆虫がある。
「漆黒の翼 音 立てず 空を滑り 鋭き牙で 獲物の喉笛に 食らいつく。 血液 吸い尽くし 満足の様子。」と「LEGENDSアルセウス」のポケモン図鑑には記載されており、何気に本作で血を吸う生態やなぜ「キバさそり」ポケモンであるのかの謎が解き明かされた。何はともあれ、吸血鬼の要素が加えられているのは間違いない模様。
ゲームにおける特徴 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 合計値 グライオン 75 95 125 45 75 95 510 グライガー 65 75 105 35 65 85 430 進化前比較 +10 +20 +20 +10 +10 +10 +80 タマゴグループはむしだが、むしタイプは持っていない。じめん/ひこうという他にない個性的なタイプを持ち、それなりに素早く、でんき・じめん無効、いわでも弱点を突かれないという嬉しい耐性。 物理耐久が高く、タイプの組み合わせからかくとうタイプにはかなり強いが、特殊耐久に関しては並程度であることと、こおり4倍なのには注意が必要。物理型でも持たれているとあっさり突破されてしまう。 物理受けとして優秀な防御力を持ちながら攻撃力もそれなりに高く、「じしん」や「ストーンエッジ」など強力な技を覚えられるほか、「つるぎのまい」で火力を高める事も可能。しかも一撃必殺技「ハサミギロチン」もあるため受ける相手にかなりのプレッシャーをかけられる。 当初はひこうタイプの攻撃技が「つばめがえし」しかなかったが、第5世代で入手した「アクロバット」のおかげでアタッカーとしても強くなった。 また、隠れ特性のポイズンヒール(毒状態時にダメージを受けず逆に毎ターンHPを1/8回復できる)による非常に強力な無限戦術ができるようになった。 実装当時の4世代ROMが無ければ物理受け必須だった「はねやすめ」が使えない(現在はBW2で可能に)という状況だったが、正直無くても回るほどであった。 輝石しぜんかいふくラッキーと組み合わせた「ラキグライ」はどくどくで機能停止しない強固な耐久型の組み合わせとして強力。 交代戦で相手を消耗させる戦い方であり、特殊はラッキーが受け、その弱点の格闘はグライオンが補うという形の関係上、2体では無く1体のポケモンで突破できなければ対策になれない。 高火力の物理ドラゴンタイプで突破しようにも、その後ろにはエアームドが控えていたりするので突破はかなり困難な戦法である。 現在はラッキーとエアームドの両者が弱体化と環境の向かい風で数を減らし、単体で採用されることが多くなっているが、それでも十分強いということを示している。
Newポケモンスナップ
アップデートで追加された荒野エリアに登場するが、夜にしか出現しない。
他のどくタイプ達と同じように毒沼の付近に生息しており、岩に尻尾を突き刺して宙吊りになって眠る。
縄張り意識が高いのか、ペンドラーと戦闘する事も…
アニメのグライオン
サトシのグライオン (CV:小西克幸)
ぐらいおん!
DP編第83話にて、サトシのグライガーが進化した。進化後も泣き虫なところやサトシの顔に貼りつく癖は変わっていない。
作中の印象もあって、ひょうきんなイメージの絵が比較的多い。
進化した後も経験不足なせいでバトルに出ることは少なかったが、同第103話でヒカリのイノムーとのいざこざで「ほのおのキバ」を習得してからはバトルでの出番が多くなった。
この時「いやなおと」を使用していたが、その後の話では使用していないので「ほのおのキバ」と入れ替わりで忘れたと思われる。
同第150話にて、エアバトルマスター・ミツゾーのハッサムと対戦。初戦は惨敗、猛特訓後の再戦も敗北してしまうが、ミツゾーから素質を認められ、彼の元での修行を勧められる。悩んだ末にサトシの後押しもあり、ミツゾーの元で修行することを決意。
同第181話にて、シンオウリーグ準々決勝(VSシンジ戦)に備えて呼び戻される。サトシのポケモンを3体倒したドラピオンを降す活躍を見せた。
使用技は「シザークロス」「ほのおのキバ」「ギガインパクト」「ストーンエッジ」で、ゲーム上でいうタイプ一致技を一つも覚えていないというのはアニメでもなかなか珍しい。
『DP』はレギュラーキャラの手持ちの離脱が多かったが、唯一元のトレーナーの手持ちに復帰している。
なお2022年現在、サトシが所有しているポケモンで唯一道具を持たせて進化をしたポケモンである。
シンジのグライオン (CV:うえだゆうじ)
DP編第63話から登場。元々は上記の個体がいた群れのリーダーで、街に迷い込み、森へ帰ることができないまま食糧を奪い続けていた。
サトシたちが森へ返そうと奮闘する中、それを無視し強さに目をつけたシンジにゲットされる。
シンジが「使える」と言うほど能力は高い様子。同79話ではサトシのグライガーを「ハサミギロチン」の一撃で倒しているが、作中でのバトル参戦はそれが最後。
使用技は「すなあらし」「シザークロス」「はたきおとす」「ハサミギロチン」。
ラジオ「ロケット団ひみつ帝国」にて、うえだ氏が連れてきたこのグライオンの声を聞いたムコニャは、「強そう」「頭良さそう」と評価している。
おまけ
第4世代追加進化 No. ポケモン No. ポケモン No. ポケモン No. ポケモン 407 ロズレイド 424 エテボース 429 ムウマージ 430 ドンカラス 461 マニューラ 462 ジバコイル 463 ベロベルト 464 ドサイドン 465 モジャンボ 466 エレキブル 467 ブーバーン 468 トゲキッス 469 メガヤンマ 470 リーフィア 471 グレイシア 472 グライオン 473 マンムー 474 ポリゴンZ 475 エルレイド 476 ダイノーズ 477 ヨノワール 478 ユキメノコ
グライオンってポケカで地味に強いんだよねぇ